日本のサラリーマンの平均年収は、一体いくらなのか?誰しもが気になるのではないでしょうか。
 
 国税庁の2005年『民間給与実態統計調査』によれば、サラリーマンの平均年収は436万円(前年より2万円減)です。

 どうですか、この数字は。多いか少ないかは、人によって感じ方が違うと思いますが・・・。
 
 でも実は、この数字にはトリックがあるんです。と言ってもインチキではなく、ある種の錯覚とでも言いましょうか。これは“単純平均”された数字(金額)なんです。
 
 すなわち、そこには高額所得者(年収2,000万円~1億円~)の年収も織り込まれて集計されているのです。

 もちろん、年収1,500万円超(5.4%)、2,000万円超(0.7%)・・・というように徐々にパーセンテージは減っていきますが、これらのクラスが平均年収を引き上げているのです。
 
 ですから、よく平均貯蓄残高が300万円と言っても、預貯金が0円の人もいれば、10億円の人もいるので、大半の人が「うちには、そんな預金ないよ!」と平均額とはかけ離れた実感となってしまうのです。
 
 さて、話を平均年収に戻しましょう。平均年収と言っても、その切り口によれば、いろいろな見方があります。

 今はやりの「格差社会」と関連づけてみましょう。
 
 まず「企業規模」格差があります。上場企業の平均年収は657万円(前年より15万円増)で、未上場企業を含めた全サラリーマンの平均年収が436万円ですから、ほぼ1.5倍に跳ね上がります。
 

 この他の格差と言えば、次のようなものがあります。

①「男女」格差   男性450万円   女性250万円

②「世代」格差   40代589万円  20代341万円

③「学歴」格差   大卒672万円   中卒438万円

④「業界」格差  金融保険業800万円 サービス業500万円

⑤「役職」格差  部長1032万円   課長850万円
          係長 680万円   平社員490万円

「役職」格差は、取締役1300万円~代表取締役(社長)3200万円と、役員間における格差がさらに拡大します。

 この他「職種」格差や個々の「企業」格差が生じ、学歴においても「教育」格差まで波及していきます。

 これらの格差が複合して、さらなる「所得」格差を生むという、まさしく「格差社会」から「階級社会」へと移っていくようです。




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