「FPのイメージは3Cである」と言えるでしょう。

(1)FPはコーチ(Coach)

 FPのスキルは、高度な専門知識だけでなく、クライアント(相談者)から相談内容を上手に聞き出す「ヒアリング」能力が大事で、良き「インタヴュアー」でなければなりません。
 もしFPが最初から自分の得意分野を雄弁にまくし立てたりすれば、たちまち相手の相談者は離れていってしまいます。
 そういう時は、まず雑談から始め、できるだけ相手をリラックスさせるようにしましょう。そして頃合いを見て質問をしますが、その質問の仕方も単なるYes/Noを答えてもらうような閉鎖的なものだと話に発展性がないため自然と会話が終わってしまいます。
 そうならないためには、FPは聞き役に回りながら、なるべく相手の相談者の考えを引き出すように誘導し、さらにその会話をふくらませていって、ところどころコーチングするよう努めてください。
 そういう意味でFPには、まず「コーチ」の役目があります。


(2)FPはコーディネーター(Coordinator)

 FPの人脈やネットワークは何にも代え難い貴重な財産です。
 クライアント(相談者)にとって、一人では得られない情報をFPであるあなたが一人きりでカバーするには限界があります。
 そんな時に必要なのが、あなたを取り巻く専門家集団からの優良な情報なのです。
 クライアント自身もインターネット検索などである程度はWeb情報を得ることができるかとは思いますが、やはり専門家による生きた情報が欲しいところです。
 そこでFPであるあなたがクライアントと専門家たちの橋渡しをする「コーディネーター」の役目を果たせばよいのです。


(3)FPはコンサルタント(Consultant)

 FPはネーミングからすれば、「プランナー」であり、クライアントを支援する意味では「アドバイザー」でもあるわけです。
 ですが、さらに高度な段階が「コンサルタント」で、実はこれが一番難しいのではないでしょうか。
 皆さんは、アドバイスもコンサルティングも大差ないと思われるかもしれませんが、前者はクライアントに助言だけしていれば済みますが、後者はその後も見直し、フォローが必要です。
 ですから、プランニングといっても最初の1回だけではなく、その後も回を重ねて修正していくという形をとれば、それがまさにコンサルティングになるのです。
 ただ「言うは易く行うは難し」です。たった1回だけ助言してその後何のフォローもしなければ、それは単なる言い放しに過ぎません。コンサルティングとは、何度もクライアントにヒアリングとコーチングをして、アドバイスした結果到達できるものなのです。



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