あるレストランの話です。
接客スタッフの女性がいました。
彼女は学生でありアルバイトでした。
就職するのでお店をやめる日が来ました。

やめる最後の日に店長はアルバイトの彼女を呼んで最後の指示をだしました。
「今までありがとう。あなたのおかげでたくさんのお客様が来ました」
そして言いました。
「感謝の意を込めて最後にトイレ掃除をお願いします」と。
彼女は「はい、わかりました」

彼女がトイレ掃除に入ったところで、店長はひとりひとりのお客様に頭を下げながら、
「バラの花を隠し持ってもらって、彼女が最後のあいさつで回るから、メッセージを言ってバラを渡してもらえませんか」とお願いしました。

なぜか全員が快く受けてくれました。
お客様にバラの花を渡しました。

あるご夫婦は「あなた、バラが見えちゃいますよ!」と奥様がご主人に注意したり・・・
皆さん、いたずらをした子供状態です。
共演者でなくむしろ共犯者。
わくわく、どきどきです。

トイレ掃除が終わり彼女が出てきました。
店長は次の指示をだしました。
「感謝の気持ちで各テーブルをまわってください」

彼女は笑顔で「わかりました」

レストラン内はシーンとなりました。
待ちに待っていた場です。
皆さん、最高の一言を言って彼女にバラを渡しました。

彼女には30本のバラの花束が。

彼女は号泣しました。

店長がアルバイトである彼女を大切に使っていたのがわかりました。





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