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2006-11 の記事一覧
 先日一匹の野良犬が、とある崖っぷち(正確に言えば、巨大コンクリート壁の一角)に迷い込み、自力では抜け出せなくなりました。
 
 あの高さから地面に落下したら、間違いなく即死でしょう。
 
 すわ一大事とばかりに、6日間も飲まず食わずで弱りきった犬の救出劇が民放各局で報道されたのです。

 いじめによる自殺、親子殺人と、せちがらい世の中ですから、ひとつの命の大切さをアピールするには好都合です。

 私は、動物愛護団体には所属していませんが、素直な気持ちで、この犬が助かって本当によかったと思いました。

 もちろん救助隊員たちの懸命な救助活動で、その犬が大きなネットの中に落ちる恰好で捕獲されたことに感心しています。
 
 けれど、かなり時間と費用がかかっていることも事実です。
 
 今回の救出劇およびその報道について、私は数人の方々に感想をきいてみました。

「日本は平和だなあ~」

「あんな救出方法じゃなくて、麻酔銃でも撃てばいいんだよ」

「野良犬一匹に何であんな大げさな報道するんだろう」

「レスキュー隊の人の方がかわいそう。でもテレビにまで映っちゃってるので、がんばらないと」

「そういえば女の直木賞作家が、生まれたばかりの子猫を自宅近くの崖からぶん投げて問題になったよね」

「助けられて保護された後、あの子ばかり引き取ろうと、多くの人から電話が殺到したのには違和感がある」

 おおむね皮肉まじりで、諸手を挙げて賛成という方はいませんでした(正式にアンケートをとったわけではありませんので)。

 先ほども言いましたように、多分このせちがらい世の中で、命の尊さを訴えかけたかったのだろうと、少なくとも私は好意的に考えています。

 もし、あれがヤラセだとしたらとんでもないことですが。
 
 さて、皆さんは、どのように感じましたか?


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 皆さん、前回(11/15)の講義はいかがでしたか。ちょっと内容的に難しかったかもしれませんが、“良薬口に苦し”というように滋養になるものと確信しております。
 
 <お金の大学>ブログを掲載している方々の中には、AFPやCFPの試験を受験する方が結構いらっしゃいますよね。

 今回の「キャッシュフロー教室」ブログでは、法人(会社)の財務諸表(決算書)についても説明していきますので、FP試験の「タックス・プランニング」を受験する方は必見ですよ、ハイ!


 それでは、これから2回目の講義を始めます。

①損益計算・・・収益から費用を除いて利益を計算することをいいます。

 収益は、原則として発生主義を適用した「未収収益」や「前受収益」が考慮されます。

 費用も、原則として発生主義を適用した「未払費用」や「前払費用」が考慮されます。

②収支計算・・・収入から支出を除いて収支差額を計算することをいいます。

 この場合、「現金収入」や「現金支出」が一番狭い資金の範囲です。
 この資金には、他にいろいろと種類があります。

 ここで、前回の決算書について、もう一度触れます。

 貸借対照表は、既に詳しく説明しましたが、簡単に復習してみましょう。

 貸借対照表(B/S)は、バランスシート(Balance Sheet)とともいい、(借方)に資産、(貸方)に負債、純資産(資本)が記載される書類です。これは、一定時点の財政状態を示します。

 それでは、今回は損益計算書について、掘り下げてみましょう。

 損益計算書(P/L)は、Profit and Loss statement、すなわち収益と費用を対比させ利益を表示する書類です。これは一定期間の経営成績を示します。

 損益計算書には、勘定式と報告式があり、実務上は、各区分の利益が表示される報告式が主に用いられています。
 
 報告式による損益計算書のひな型、は次のとおりです。
 
           損益計算書
(自平成××年×月×日 至平成××年×月×日)
Ⅰ売上高              ×××
Ⅱ売上原価            ×××
      売上総利益      ×××
Ⅲ販売費及び一般管理費   ×××
        営業利益      ×××
Ⅳ営業外収益           ×××
Ⅴ営業外費用           ×××
       経常利益       ×××
Ⅵ特別利益            ×××
Ⅶ特別損失            ×××
  税引前当期純利益      ×××
法人税・住民税及び事業税   ×××
      当期純利益      ×××


 上記の損益計算書上の各利益について、簡単に説明します。

(ア)売上総利益・・・商品販売等で獲得された粗利益

(イ)営業利益・・・主たる事業により獲得された利益(商売上のもうけ)

(ウ)経常利益・・・営業利益に営業外損益を加減した利益(ケイツネ)

(エ)税引前当期純利益・・・法人税等を負担する前の純利益

(オ)当期純利益・・・法人税等を負担した後の純利益(株主に還元される基となる利益)

 今日は、ちょっと長くなりましたが、この辺で講義を終わります。 See you again.


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 皆さん、こんにちは。私はテレビ・ドラマも去ることながら、映画(シネマ)もよく観ます。
 
 最近は、やけに邦画が多かったみたい(以前は圧倒的に洋画の方が多かった)。
 
 これも日本の映画監督が、今話題の原作をうまく映画化しているからかもしれませんね。
 そして観客の足を劇場まで運ばせる要因になっています。
 

 今公開中の『手紙』の原作は、直木賞作家の東野圭吾です。
 生野慈朗監督、山田孝之主演で、玉山鉄二、沢尻エリカが共演しています。

 強盗殺人を犯した兄と、加害者の家族というレッテルを張られた弟との兄弟の絆を描いた感動のストーリーです。
「兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です・・・」


『地下鉄(メトロ)に乗って』は、タイムトラベルもので興味深かったです。
 浅田次郎原作、篠原哲雄監督、堤真一主演で、岡本綾、大沢たかお、常盤貴子共演。

 でも、タイムトラベルとしては、地下鉄の電車のスピードが上がっただけで、どうして昭和39年の東京オリンピック前や戦中戦後の時代にワープできるのかが不思議(あまり深く悩まない)です。


 昭和30年代と言えば、昨年ヒットした『ALWAYS三丁目の夕日』が思い出されます。あの映画もCGで東京タワーが完成する昭和33年の東京の風景が再現されています。


 他にも今秋公開された『フラガール』があります。昭和41年1月15日に常磐ハワイアンセンターがオープンするまでのフラガールたちの奮闘を描いた作品も感動を呼びます。


「人生も戦争も善悪による勝ち負けという単純な図式で語られるものではない」と語るクリント・イーストウッド監督がメガホンを撮った2部作をご紹介しましょう。
 それは、『父親たちの星条旗』(公開中)と『硫黄島からの手紙』(12/9公開)です。

 太平洋戦争最大の激戦地「硫黄島」で戦った日米双方の兵士の視点から描いた戦争映画です。


 これから、『トゥモロウ・ワールド』、『武士の一分』、『エラゴン遺志を継ぐ者』、『マリー・アントワネット』を観ようと思っています。チャオ!!


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 今回からシリーズでお送りするお金の大学「キャッシュフロー教室」のお知らせをいたします。
 
 実は最初にこのブログをはじめたときは、月に3回位なら無理なく書けるかな、と考えていました。
 
 でも、いざ始めてみると案外6回位ならいけそうなので、これからは5当日(5日、15日、25日)に“お金”のことを書きたいと思います(ですから、後の3回はキャッシュ以外のことを書きます)。
 
 ただ、ちょっとばかり悩んでいます。“マネー”や“キャッシュ”のことを、どれだけ簡単にわかりやすく書けるか自信がありません。
 
 せいぜい「文語調」を「口語調」=「話し言葉」に変えて書くことしか思い浮かびません。

 もともと自分が研究し、実践しているのは「簡易キャッシュフロー計算書」(10/25付ブログ)ですから、どうしても専門的になってしまいます。
 
 では、この悩み、ギャップはどう解決したらいいのか?
 
 そこで考えついたのが、お金の大学「キャシュフロー教室」というコンテンツです。
 
 まぁ、自分の感性で書くしかないと。
 
 ちなみに、マネー関連として、11/5に「平均年収と『格差社会』」を書きました。

 さて、第1回目は、「キャッシュフローとは」です。

 キャッシュフローとは、“お金の流れ”のことです。“お金”は“資金”ともいいます。

 ここで、“資金”のことを説明する前に、決算書について見ておきましょう。
 
 株式会社の決算書(財務諸表ともいいます)には①貸借対照表、②損益計算書、③キャッシュフロー計算書などがあります。

 特に③は、①と②に関連するところが大きいのです。

貸借対照表・・・資産と負債及び資本(純資産)を記載し、一定時点の財政状態を明らかにするための書類で、会社の「健康診断書」のようなものです。

②損益計算書・・・収益と費用を対比させ当期純利益を表示し、一定期間の経営成績を明らかにするための書類で、会社の「成績通知表」のようなものです。

③キャッシュフロー計算書・・・企業の一定期間の収支(収入と支出)からキャッシュの流れと残高を示した書類で、会社の「血液循環表」のようなものです。

③には、直接法と間接法があります。直接法は、収入と支出を直接表示する方法で、間接法は、当期純利益に必要な調整項目を加減して表示する方法です。

 この間接法によれば、“資金”との関連がよくわかります。
 
 すなわち、②の当期純利益に非資金損益項目(お金が出ていかない費用、お金が入ってこない収益)を加減し、①の運転資金(売上債権+棚卸資産-仕入債務)の増加額を減算すれば③が導き出せます。

  ここで、ちょっと一息つきましょう。ポンポンと専門用語が出てきて、いささか消化不良気味?ではありませんか(筆者は心配)。
 
 一息ついたところで、ちょっと①を詳しく説明します。

①の貸借対照表は、資金(fund)の残高表という見方もできます。

 借方(左側)に資産(assets)を表示します。現金預金や受取手形、売掛金、商品などの流動資産、建物、工具器具備品、車両などの固定資産が並びます。

 貸方(右側)に負債(liabilities)と純資産(又は資本)(capital)を表示します。支払手形や買掛金のような流動負債、長期借入金のような固定負債が並びます。純資産は、資本金や資本剰余金、利益剰余金などです。
 
 したがって、資金(fund)とは、「調達した負債や純資産(=資金の源泉)を、ある使途目的により具体的な資産に運用したもの」と言うことができます。
 
 この感覚がわかると、目からうろこが落ちてキャッシュ(資金)のことが身近になり、その流れを示すキャッシュフロー(cash flow)が見えてくると思います。
 
 今日の講義は、この辺で終わりにします。See you again.


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 今年の6月に熊本県の私立高校で必修科目の未履修が発覚してから、急に先月相次いで、全国の私立・国公立高校で未履修問題が生じました。

 この状況は、今月以降もまだまだ拡大するものと思われます。
 
 なぜ各校が学習指導要領を守らず、受験最優先にしてしまったかを考えなければなりません。
 
 この背景には、「ゆとり教育」が関係しているのではないでしょうか。「ゆとり教育」も、当初の理念からずれて、“じっくり基礎も教えず、独創的な考えを持たせる”なんてことは、あり得ないでしょう、と私は思います。

 そして不幸なことに、ただ時間にゆとりを持とうとして、どんどん教科書の内容や授業時間を削っていってしまったのです(これじゃあ、ゆるみ教育だ)。

 そこに加えて、いわゆる受験名門校といわれる学校が、必修科目を未履修にして、受験科目のみを履修させるように仕向けていったわけです。

 どうでしょう、みなさん。これは「世界史」がどうのこうのといった、単なる教科科目の問題ではありません。

 私は吠えます。今こそ「教育」と「学ぶ」について考えるべきだと(今回は、教育問題なので、いささか熱くなりまっせ!)。

「教育」とは、読んで字のごとし、「教えて育てる」ことです。

 国語辞典には、こんなふうに記載されています。

「教える」・・・①知識や技能などを身につけるように導く。②自分の知っていることを知らせる。③さとす。戒める。

「育てる」・・・①成長させる。②養育する。

「育む」・・・・①親鳥がひなを羽で抱いて育てる。②養い
育てる。③大切に守って成長、発展させる。

「学ぶ」・・・①習い行う。②教えを受ける。③学問をする。勉強する。

「習う」・・・①くりかえし修める。②教えを受ける。

「学問」・・・①学び習うこと。②体系化されたいっさいの知識。②学んで得た知識。

「勉強」・・・①精出すこと。ほねおること。②学問につとめはげむこと。③安く売ること。

 言葉あそびのようで恐縮ですが、学問や勉強をする者から見れば、「教える」は受動的に「教えられる」、「教えを受ける」に変わります。
 
 この場合、大事なことは次のとおりです。いかに「教える」人に情熱があって、「教え方」すなわち「教える技術」が巧みであっても、「教えられる」人が、それを真剣に受けとめなければ、その知識は身につかないのです。自ら「学ぶ」気概と真摯な態度が必要なのです。

 そもそも受験に必要ない科目だから全く履修しない。でも、それは「教育」する義務というより、むしろ「学ぶ」という権利を放棄することになってしまうのです。

 もちろん生徒(学生)が「学ぶ」ことを望んでいるのに、学校側の都合で、その「学ぶ」チャンスを奪われてしまうようなことが絶対にあってはならないのです。

 ちなみに、私は「学ぶ」のも「教える」のも大好きな人間です。


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 日本のサラリーマンの平均年収は、一体いくらなのか?誰しもが気になるのではないでしょうか。
 
 国税庁の2005年『民間給与実態統計調査』によれば、サラリーマンの平均年収は436万円(前年より2万円減)です。

 どうですか、この数字は。多いか少ないかは、人によって感じ方が違うと思いますが・・・。
 
 でも実は、この数字にはトリックがあるんです。と言ってもインチキではなく、ある種の錯覚とでも言いましょうか。これは“単純平均”された数字(金額)なんです。
 
 すなわち、そこには高額所得者(年収2,000万円~1億円~)の年収も織り込まれて集計されているのです。

 もちろん、年収1,500万円超(5.4%)、2,000万円超(0.7%)・・・というように徐々にパーセンテージは減っていきますが、これらのクラスが平均年収を引き上げているのです。
 
 ですから、よく平均貯蓄残高が300万円と言っても、預貯金が0円の人もいれば、10億円の人もいるので、大半の人が「うちには、そんな預金ないよ!」と平均額とはかけ離れた実感となってしまうのです。
 
 さて、話を平均年収に戻しましょう。平均年収と言っても、その切り口によれば、いろいろな見方があります。

 今はやりの「格差社会」と関連づけてみましょう。
 
 まず「企業規模」格差があります。上場企業の平均年収は657万円(前年より15万円増)で、未上場企業を含めた全サラリーマンの平均年収が436万円ですから、ほぼ1.5倍に跳ね上がります。
 

 この他の格差と言えば、次のようなものがあります。

①「男女」格差   男性450万円   女性250万円

②「世代」格差   40代589万円  20代341万円

③「学歴」格差   大卒672万円   中卒438万円

④「業界」格差  金融保険業800万円 サービス業500万円

⑤「役職」格差  部長1032万円   課長850万円
          係長 680万円   平社員490万円

「役職」格差は、取締役1300万円~代表取締役(社長)3200万円と、役員間における格差がさらに拡大します。

 この他「職種」格差や個々の「企業」格差が生じ、学歴においても「教育」格差まで波及していきます。

 これらの格差が複合して、さらなる「所得」格差を生むという、まさしく「格差社会」から「階級社会」へと移っていくようです。


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